スピードチャイム(Speed Warning Chime)
設定した速度を超えるとキンコン音(チャイム)が繰り返し鳴る速度警告機能です。かつての日本車に搭載されていた速度警告装置を再現しています。サブスクリプション不要で、すべてのユーザーが利用できます。OBD2アダプターなしで使える「GPSチャイムモード」にも対応しました。
1.概要
1970 年代から 2000 年頃まで、日本の普通車には 105 km/h を超えると「キンコン」と鳴る速度警報装置の装着が義務付けられていました。スピードチャイムは、このキンコン音をデジタルで再現した機能です。
設定した閾値を超えるとチャイムが鳴り始め、速度が下がると自動で止まります。閾値はデフォルトの 105 km/h から自由に変更でき、高速道路の制限速度順守にも、レトロなドライブ体験にも使えます。
| チャイム音 | キンコン音(AE86 サウンド) |
| 繰り返し間隔 | 1.2 秒 |
| 速度ソース | ECU 車速 / GPSチャイムモードでは GPS 車速 / 再生時は GPS 車速にフォールバック |
| デフォルト閾値 | 105 km/h |
| デフォルト状態 | 無効(手動で有効化が必要) |
| サブスクリプション | 不要(全ユーザー利用可能) |
2.設定方法
設定画面の「Speed Warning Chime」セクションから有効化と閾値の変更ができます。
チャイムの有効化
「チャイムを有効にする」トグルを ON にします。デフォルトでは OFF になっているため、使用するには手動で有効化してください。
警告速度(閾値)の設定
チャイムを有効にすると、閾値スライダーが表示されます。スライダー上部のバッジに現在の設定値が表示されます。
| 設定範囲 | 60 〜 180 km/h |
| 刻み | 5 km/h(24 ステップ) |
| デフォルト | 105 km/h |
閾値スライダーはチャイムが有効の場合のみ表示されます。
3.GPSチャイムモード(OBD2アダプター不要)
OBD2アダプターに接続していなくても、GPSの速度だけでスピードチャイムを使える専用モードです。アダプター不要で、どなたでも無料で利用できます。
ホーム画面(OBDアダプター未登録の場合)またはデバイス接続画面の「GPSチャイムモード」ボタンから起動できます。画面には現在地に追従する地図とGPSデジタル速度、チャイム設定(有効トグルと閾値スライダー)が表示されます。
チャイムの設定は通常モードと共通です。設定画面で変更した閾値はGPSチャイムモードにもそのまま反映されます(逆も同様)。
| 速度ソース | GPS 車速(OBD2 接続不要) |
| ヒステリシス | 2 km/h(GPS 車速は滑らかなため、通常の 5 km/h より狭め) |
| GPS 途絶時 | 有効な測位が 3 秒途絶えるとチャイム停止・速度表示は「--」 |
| 精度フィルタ | 誤差 50 m を超える測位は無視 |
| 位置情報権限 | 「使用中のみ許可」が必要 |
| 料金 | 無料(サブスクリプション不要) |
GPSチャイムモードもフォアグラウンド動作が前提です。画面を離れるとGPSの取得とチャイムは停止します。
4.鳴るしくみ
閾値付近での速度変動でチャイムが ON/OFF を繰り返さないよう、5 km/h のヒステリシス(遊び幅)を設けています(GPSチャイムモードでは 2 km/h)。
鳴り始める条件
車速が設定閾値に達するとチャイムが鳴り始めます。
止まる条件
車速が「設定閾値 − 5 km/h」以下に下がるとチャイムが止まります。
具体例(閾値 = 105 km/h の場合)
105 km/h で鳴り始めた後、103 km/h に下がってもまだ鳴り続けます。100 km/h(= 105 − 5)以下まで下がると止まります。
| 速度 | チャイム状態 |
|---|---|
| 104 → 105 km/h | 鳴り始める |
| 105 → 103 km/h | まだ鳴っている(ヒステリシス内) |
| 103 → 100 km/h | 止まる(閾値 − 5 以下) |
| 100 → 105 km/h | 再び鳴り始める |
5.動作タイミング
スピードチャイムは OBD2 接続中のライブモニタリング時と、録画済みセッションの再生時の両方で動作します。
| 状態 | チャイム |
|---|---|
| OBD2 接続中・録画中 | 動作する |
| OBD2 接続中・録画なし | 動作する |
| OBD2 未接続(通常画面) | 速度データなし → 動作しない |
| GPSチャイムモード | 動作する(GPS 車速・OBD2 不要) |
再生(プレイバック)時
録画済みセッションの再生中もチャイムが動作します。再生時は記録された ECU 車速を使用し、取得できない場合は GPS 車速にフォールバックします。
再生時にチャイムが不要な場合は、設定で一時的に OFF にしてください。
6.オーディオ動作
チャイム音はシステムオーディオ(端末のスピーカーまたは Bluetooth 接続先)から出力されます。
| 出力先 | システムオーディオ(スピーカー / Bluetooth) |
| 他のオーディオとの共存 | ミックス再生(音楽やナビ音声と同時に鳴る) |
チャイムはミックス再生モードで動作するため、音楽再生アプリ、カーナビの音声ガイド、ハンズフリー通話と同時に使用できます。他のアプリの音声が止まることはありません。
7.歴史的背景:キンコン音とは
1970 年代から 2000 年頃まで、日本の道路運送車両の保安基準により、普通車は 105 km/h を超えると速度警報装置(通称「キンコン」)が作動することが義務付けられていました。2000 年の法改正で装着義務が廃止されましたが、この「キンコン」音は多くのドライバーにとって懐かしいものです。
本機能はこの速度警報装置をデジタルで再現したものです。デフォルト閾値の 105 km/h は、当時の基準に由来しています。
8.ユーザー向け Tips
おすすめの閾値設定
| 用途 | 閾値の目安 |
|---|---|
| 高速道路の制限速度順守 | 100〜105 km/h |
| 速度超過防止(一般道) | 60〜70 km/h |
| レトロ気分を味わいたい | 105 km/h(純正と同じ) |
| サーキットの自己ベスト超え通知 | 任意の速度 |
- チャイムは ECU 車速と連動します。タイヤサイズ変更などで車速センサーに誤差がある場合、チャイムのトリガーにも影響します。
- アプリがフォアグラウンドで動作している必要があります。バックグラウンドでは鳴りません。
- Bluetooth スピーカー接続時はシステムオーディオ経由で出力されるため、接続先のスピーカーから鳴ります。
9.よくある質問
OBD2 アダプターなしでチャイムを使えますか?
はい。GPSチャイムモードを使えば、GPSの速度だけでチャイムが動作します。ホーム画面またはデバイス接続画面から起動でき、無料で利用できます。
チャイムを有効にしたのに鳴りません
以下を確認してください:OBD2 アダプターに接続されているか(GPSチャイムモードの場合は位置情報の許可とGPSの受信状態)、エンジンが始動しているか、設定した閾値を超える速度が出ているか、端末の音量がミュートになっていないか。
閾値付近でチャイムが途切れたり繰り返したりする
5 km/h のヒステリシスがあるため、閾値ちょうどの速度で走行していてもチャタリングは最小限に抑えられています。それでも気になる場合は、閾値を少し上げてみてください。
再生中にチャイムが鳴ってうるさい
設定で一時的にチャイムを OFF にするか、閾値を上げてください。
km/h 以外の単位(mph)で閾値を設定できますか?
現状、閾値の設定は km/h 固定です。
チャイム音を変更できますか?
現状、チャイム音は固定で変更できません。
音楽を聴いているときにチャイムが鳴ると音楽が止まりますか?
いいえ。チャイムは音楽とミックス再生されるため、音楽は止まらず同時に鳴ります。
iOS / Android で動作に違いはありますか?
ありません。両プラットフォームで同じように動作します。
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iOS / Android で無料でお試しいただけます。