Slots

ダッシュボードスロット ガイド

OBD NINJA のダッシュボードは、車両やセンサーから取得した値を「スロット」と呼ばれる枠に割り当てて表示します。RPM・車速・水温といった OBD-II の値はもちろん、GPS 速度や G センサー、燃料コストやカメラまで、計 14 種類のウィジェットを自由にレイアウトできます。本記事ではスロットの仕組みとアサイン可能なウィジェット、表示スタイル、よくあるハマりどころをまとめます。

公開 · 2026年4月15日·最終更新 · 2026年4月15日

1.スロットとは

1 つのスロットには 1 つのウィジェットを割り当てます。サイズと配置はあらかじめ決まっており、現在は 2 種類のレイアウトから選択できます。ポートレイト・ランドスケープ両方に対応しています。

レイアウトスロット数構成
Standard(標準)7Large × 1 / Medium × 2 / Small × 4
Three Column(3カラム)5横並び 3 カラム構成

新規インストール時はレイアウトの枠だけが用意され、各スロットの中身は空の状態です。最初に表示したい項目を手動でアサインしてください。

2.アサインできるウィジェット

計 14 種類のウィジェットが用意されています。OBD-II の PID から取得するもの、計算で導出するもの、GPS やスマートフォンのセンサーから取得するものに大別できます。

OBD-II PID 系

対応 PID を持つ車両でのみ取得できます。一部 PID は車両により非対応の場合があります。

  • エンジン回転数(RPM)PID 0x0C / Text・Gauge・Gauge Simple

    クランクシャフトの回転数をリアルタイムで表示。エンジン負荷や変速タイミングの把握に。

  • 車速(ECU)PID 0x0D / Text・Gauge・Gauge Simple

    車速センサーから ECU に送られる信号に基づくリアルタイム速度。メーターパネルにかかる「補正」前の生データに近い値です。

  • スロットル開度PID 0x11 / Text・Bar

    アクセル踏み込み量に応じたスロットルバルブの開度。エンジンへの空気流入量を制御する重要な指標です。

  • 冷却水温PID 0x05 / Text・Gauge

    エンジン冷却水の温度。暖機状態やオーバーヒートの監視に。通常走行では 80〜100°C が適正範囲です。

  • 吸気温度PID 0x0F / Text

    エンジンに吸入される空気の温度。低いほど空気密度が高く、燃焼効率が上がります。インタークーラーの効果確認にも。

  • インマニ圧(MAP)PID 0x0B / Text

    インテークマニホールド内の絶対圧力。エンジンの吸気効率や負荷状態を把握する基本指標です。

    一部車両では非対応

計算値系

  • ブースト圧MAP(PID 0x0B)から計算 / Text・Gauge・Bar

    ターボやスーパーチャージャーによる過給圧。MAP から大気圧を引いた値で、正圧が過給状態、負圧が自然吸気状態を示します。

    MAP PID 非対応車両では利用不可

  • 最高速度Text

    現在のセッションで記録した最高速度。ECU 車速または GPS 車速のうち、利用可能なソースから自動選択します。

ELM327 コマンド系

  • バッテリー電圧AT RV / Text

    OBD アダプター(ELM327)で測定する車両バッテリーの電圧。停止時 12V 前後、走行中 14V 前後が正常値です。

GPS / センサー系

その他

3.表示スタイル

一部のウィジェットは複数の表示スタイルから選択できます。スタイルによってはサイズの制約があります。

スタイル対象ウィジェットサイズ制約
Text(デフォルト)全ウィジェットなし
GaugeRPM / Speed ECU / Speed GPS / Coolant / BoostMedium・Large のみ
Gauge SimpleRPM / Speed ECU / Speed GPSMedium・Large のみ
BarThrottle / BoostWide・Tall のみ

Small スロットではゲージ系スタイルが選択できません。ゲージ表示にしたい場合は、スロットを Medium 以上のレイアウト位置に配置してください。

4.アサイン手順

ダッシュボード上の未設定スロットをタップすると、設定画面が開きます。各設定は変更したタイミングで自動保存されるため、明示的な保存操作は不要です。

  1. ダッシュボード上の未設定スロット(「+」アイコン)をタップ
  2. 「Select Item」タブで表示したいウィジェットを選択
  3. 「Detail Settings」タブで単位・最大値・警告閾値・表示スタイルを調整
  4. 左上の「<」をタップしてダッシュボードに戻る

5.よくあるハマりどころ

想定どおりに動作しない場合、まずは以下を確認してみてください。多くは設定もしくは車両側の対応状況に起因します。

症状原因対処
エンジン OFF で値が「-」OBD PID はエンジン始動時のみ有効エンジン始動後に確認
希望の項目が選択肢に出てこない車両が該当 PID 非対応のため、対応するウィジェットのみが自動で選択肢に表示される別のウィジェットで代替するか、計算値系(ブースト等)が利用できるか確認
ゲージスタイルがグレーアウトSmall サイズ制約Medium 以上のスロットに変更
ブースト圧が動かないMAP PID(0x0B)非対応車両該当車両では利用不可
燃費値が不正確MAF センサー非対応Speed-Density モードで補完される
録画中にスロット変更不可意図的な仕様(録画整合性のため)録画開始前に設定を完了
G メーターの値がおかしいキャリブレーション未実施停車中に G メーターを長押しで補正

これらに当てはまらない場合、もしくは特定のスロット・ウィジェットで再現性のある不具合がある場合は、ご利用車種(年式)と症状を添えてお問い合わせください。

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